レモネードスタンド活動と
その目的について
レモネードスタンド活動とは
友達とレモネードを楽しみながら
販売することで、
世界のこどもたちを助ける
寄付金を集める活動です。
自分たちで材料をそろえ、
オリジナルのレモネードをつくり、
楽しんで立ち寄ってもらえるお店をつくる。
どんな味が好まれるのか?
どんなお店にすれば笑顔で飲んでもらえるのか?
そうやって、ステキなお店づくりをすることで、
がんばったという達成感を得る。
そして、自分たちが集めた寄付金が、
小児がんの研究資金となり、新しい治療方法や
新薬の開発の助けになる。
自分のやったことが世界の人々の笑顔につながる、
レモネードスタンド活動に、
ぜひ参加してみてください。
レモネードスタンド活動の
はじまりと日本での広がり
アメリカには、こどもたちがレモン果汁やはちみつで作ったレモネードを売る「レモネードスタンド」の文化があります。こどもたちは、手作りの「レモネードスタンド」を通じ、自分で働くことの楽しさや、お金の大切さを学びます。
2000年、アメリカに住む4歳の女の子、アレックスちゃんが自宅の庭先でレモネードスタンドをはじめました。1996年生まれの彼女は1歳の誕生日直前に「神経芽腫」という小児がんがわかり、治療中でした。「がんにかかったこどもたちの治療薬の研究が進むように、レモネードを売ってそのお金を病院に寄付したい」と、自らスタンドを開いたのです。
1杯たった50セント。近所の人たちが「少女の夢を応援しよう」とやってきて、レモネードを買い求め、初日からいきなり2,000ドル以上の売上げになりました。(1ドル=100セント。2000ドルは50セントのレモネード4000杯分)
少女の起こした奇跡は徐々に知られるようになり、メディアでも取り上げられ、その活動は各地へと広がっていきました。彼女がレモンを買いに行っていた近所のスーパーが、レモネードの材料を寄付するなど、支援の輪もつながっていきました。
2004年6月12日には、アメリカの全50州で小児がんの治療支援のためのレモネードスタンドが開催されました。それ以来、毎年6月12日は「レモネードスタンドデー」と呼ばれ、アメリカ各地でレモネードスタンドが開かれるようになりました。
日本では、このアメリカの取り組みにならい、2016年より「レモネードスタンド普及協会」が活動を開始しました。高校の文化祭や地域のお祭り、コンサートロビーで、スポーツの試合の前に…。日本でも、さまざまなところでアイディアに満ちたレモネードスタンドが開かれ、活動は全国に広がっています。集まった寄付金は、特定非営利活動法人日本小児がん研究グループ(JCCG)に全額寄付され、小児がんの研究と治療に役立てられています。
そして2024年10月末、レモネードスタンド活動が社会に広く浸透したことを受け、「レモネードスタンド普及協会」はその役割を終えることとなりました。今後は「JCCGレモネードスタンド活動ステーション」がその志を引き継ぎ、こどもたちの笑顔のために活動を続けていきます。
©群馬クレインサンダーズ