日本の小児がんについて
（JCCGについて）

日本全国にある小児がん治療の専門機関は、いくつものグループに分かれ、それぞれが別々に研究を行っており、治療に関する情報が十分に共有されていませんでした。その結果、診断が異なったり、適切でない治療法が選ばれる可能性がありました。

この問題を解決するため、2014年にJCCG（日本小児がん研究グループ）が発足し、全国約200の医療機関をひとつにまとめた全国組織として活動しています。各研究機関や病院が経験を共有し、小児がん患者さんのデータを蓄積し、日本全体の専門家が協力できる仕組みを構築しました。JCCGでは診療科の領域を越えて支援し合い、スムーズに情報を共有しています。効果のあった治療法のみならず効果がみられなかった治療法まで、さまざまな情報を共有し、患者さんの診断・治療に活用しています。

しかし、JCCGに参加している小児がん治療に携わる大勢のメンバーは、それぞれが医療者として小児がん患者の診療を行いながら研究活動を進めているため、十分な時間を確保できない状況にあります。また、研究に投入できる資金も限られており、新たな人材や資材を投入して研究を進めることが難しく、優先して取り組むべき研究も順番待ちとなっていることが少なくありません。

日本の小児がんの子供たちに必要とされる診療・研究を実現するためには、現状の国からの補助金や企業からの助成金だけでは賄いきれず、皆様の温かいご支援が必要となっています。

「レモネードスタンド活動ステーション」は、これまで「レモネードスタンド普及協会」様が果たしてきた役割を引き継ぎ、皆様からのご寄付により小児がんの研究環境の改善を少しずつでも実現し、みんなが笑顔になれるよう努めてまいります。